社会保険労務士は労務管理や年金のスペシャリストとして需要が高く、女性にも人気の仕事です。
どんな仕事?
社会保険労務士とは、社会保険労務士法に基づく国家資格で、労働・社会保険に関する法律や、人事・労務管理の専門家です。
企業において人の採用から退職、健康保険や年金など人々の生活にはなくてはならない制度についての問題に取り組み、相談に応じるエキスパートです。
活躍できる場所
社会保険労務士試験に合格し、2年以上の労働・社会保険関連の実務経験があり、社会保険労務士名簿に登録した者が社会保険労務士として活動することができます。
これから実務経験を積むのは難しいという方は労働社会保険諸法令関係事務指定講習という講習が用意されています(有料)ので、約4ヶ月の講習を受け、課題提出・面談をクリアすることによって社会保険労務士名簿に登録する事ができます。
独立開業し、自分の事務所を持ち、個人や中小企業からの相談や書類作成を請け負うなど自分の営業力で勝負できます。
会社の中で働くこともできる
また、企業内社会保険労務士として、会社の社員として労務・社会保険業務を行います。
労務・社会保険関係の事務手続きは高度で複雑な仕組みになっているため、専門家である社会保険労務士は重宝されます。
さらに、労働・社会保険制度の理解は他の業務を行うにあたっても知識として有用ですので、様々な業務に活用することができます。
こんな人におすすめ
まず、労働問題、社会保障への関心はもちろんですが、社会保険労務士の業務を行うにあたって、関係する法律の数は大変多く、手続きも複雑になることから、細かい作業を根気よく時間内に的確に処理することが得意な人に向いています。
さらに、人との関わりの深い事柄を扱い、時には企業を相手にアドバイスや提言を行うため、コミュニケーションをとる事が好きな人にもおすすめです。
どう勉強すればいい?
出題範囲が広いため、出題可能性の高い分野を中心に苦手項目を作らないようにする事が大切です。
最新の情報を集める努力は必要なようです。
また、法令からの出題も多いことから、六法をしっかり引き法律の条文に慣れ親しむ事も大切です。
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試験の概要
受験資格 | a.大学、短期大学、高等専門学校等を卒業した者 b.4年制大学において62単位以上を修得した者 c.企業などで、労務・社会保険に関する事務に3年以上従事した者 d.厚生労働大臣が認めた国家試験に合格した者、 行政書士資格を有する者など いずれかの条件を満たした者 |
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勉強期間の 目安 |
6~12ヶ月 |
試験日 | 年1回、例年8月下旬 |
試験科目 | 労働基準法及び労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識 |
受験料 | 9,000円 |
合格率 | 4.4%(平成28年) |
社労士を知る | 全国社会保険労務士会連合会 |
試験案内、 お問い合わせ先 |
全国社会保険労務士会連合会 試験センター |