大学の勉強って役に立たないっていうけど本当のところはどうなの?

学校の講義がいまいち面白くなくて、単位のために仕方なく長時間の苦行に耐えているだけ…。
一体こんなのなんの役に立つんだろ?楽に単位が取れる講義を取って、その後のサークルで交流を作る方が社会に出てからきっと役に立つに決まってる!!

そう思うことはありませんか?

ここでは、大学における「勉強」について考えてみます。

直接役に立つ事は多くない?

将来への明確な目的を持ち、 実務的な講義が行われる専門学校や、専門学部では このような疑問は出てこないと思いますが、一般企業に就職をしようと思っている方には、 今勉強していることって何かの役に立つの? と思われても仕方ありません。

語弊を恐れず言ってしまえば、 直接的には役に立つ事はあまり多くないでしょう。

数学だって、日常生活なら小学校時代の算数のレベルで間に合うことがほとんどです。
経済学の論理を知らなくても、買い物をすることはできます。
法律を知らなくても、お店でお金を払わなければいけない事くらいは知っています。

では、なぜ直接役に立たないのに大学の勉強を真面目にやらなくてはいけないのでしょう?

大学で学ぶ大切な事

大切なのは、授業中、意味がわからなくても必死で先生の言葉を理解しようとしたり、 わからなければ一生懸命調べることにより考える力を養うことにあります。
それによって未知の分野を理解し、 困難にぶつかっても乗り越える力を養うことができるからです。

また、勉強してみることで、今まで興味のなかった分野を好きになる事もあるかもしれません。

将来の選択肢を広げるチャンスはいろいろなところに転がっています。
まず、目の前の課題から真剣に取り組み、興味のあることを探してみるのもこれから続く長い人生にとってとても大切なことです。

社会に出てからも同じで、新しい未知の分野の仕事にぶつかった時には必ずそれまでの経験というものが生きてきます。

就職活動をはじめて実感すること

就職活動をするときになっても大学でしっかり勉強をしてきたかどうかということが活きてきます。

新しい分野を切り開き会社のために貢献してくれるだろう。
そう会社も期待しているからこそ高卒よりもお給料がたくさんもらえるところも多いはずです。

いざ就職活動のときになって、大学の勉強をおろそかにしてきた学生は、人事のプロである面接担当者にはすぐにわかってしまいます。

小手先の面接テクニックやエントリーシートのうまい書き方ばかりを覚えても、大学での勉強について質問されるとうまく答えられません。
すぐにボロが出てしまうのです。

企業は学生時代にしっかり勉強をしてきた人を好むのは当然のことです。

多くの社会人が漏らす学生時代の後悔の言葉とは

「ああ学生時代もっと勉強しておけばよかった。」 特に若い社会人からよく耳にする言葉です。

就職して仕事に追われるようになると、なかなか勉強する時間も取れません。
勉強する癖がついていなかった人は物事を理解するのも遅くなり、仕事で遅れを取ってしまうこともあるかもしれません。

そんなのもったいないと思いませんか?

せっかく高い学費を支払い、遊ぶ時間も犠牲にして毎日学校に通っているのですから、これからの自分のためになると思って授業中も有意義に過ごしたいですよね。