行政書士

行政書士とは、身近な街の法律家として近年注目度が高まっている資格です。

どんな仕事?

行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格で、個人や法人の依頼を受けて、役所に提出する許認可等の申請書類の作成や提出手続の代理、権利義務、事実証明に関する書類や契約書の作成等を行う職業です。

例えば、飲食店を開いたり、建設業を始めるには様々な書類を役所に提出しなければなりません。
しかし、それは馴染みのない人にとっては大変手間となる作業です。

それを、依頼者からの相談に乗り、依頼者に代わって書類を作成し、提出するというのが行政書士の代表的な仕事内容です。

また、近年提出書類の内容や許認可事項も複雑になってきており、手続きのプロである行政書士への期待はますます大きくなってきています。

さらに、時代の変化により新しい需要というものも増えています。
自分の工夫次第では、今までの業務内容にはない新しい分野を開拓することができるのも行政書士の魅力の一つです。

資格取得のメリット

試験に合格し、行政書士会に入会することによって独立開業することができます。
軌道に乗れば安定した収入を得ることができますが、営業力・工夫、努力はかなり必要となるでしょう。

こんな人におすすめ

人の相談に親身になって乗ってあげることができる人、何か新しい分野を開拓してみたい人などにおすすめです。
特に女性ならではのソフトな対応は顧客に安心感を与える事ができるので、将来独立したいと考えているならば取得する価値はあるでしょう。

どう勉強すればいい?

近年、試験制度の変更によってマークシートのみならず40文字程度の記述問題が出題されるようになり、難易度は上昇しています。
独学での勉強でも合格は無理ではありませんが、資格試験予備校を利用した方が効率的に学習することができます。

講義範囲に合わせて早いうちから過去問に取り組み、どの程度の問題が出題されるのかを把握しておきましょう。

独学の場合は基本となる教科書を読み込み、過去問や予想問題などを解き、わからない場所を必ず調べるようにしましょう。

さらに、独学であっても、直前期の模擬試験などは受験したほうがよいでしょう。
他人との競争試験ではないので、自分の今の実力を測り、足りない箇所を補ったり、試験の感覚に慣れるためにも必要でしょう。

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試験の概要

受験資格 特になし
勉強期間の
目安
6~12ヶ月
試験日 年1回、例年11月の第2日曜日
試験科目 a.行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題) 憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法が中心)、民法、商法及び基礎法学 b.行政書士の業務に関連する一般知識等(出題数14題) 政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解
合格基準 a.に関し、50%以上 b.に関し、40%以上でかつ全体の得点が60%以上
受験料 7,000円
合格率 13.12%(平成27年度)
お問い合わせ先 (財)行政書士試験研究センター