小学生がランドセルにつけているところをよく見かける防犯ブザーですが、みなさんのなかにも、もしもの時のために持っている方もいるでしょう。
しかしいざという時、これさえあれば安心と防犯ブザーを持っているだけで安心していませんか?
防犯ブザーに頼り切ったり、正しく使えなければ意味がありません。
そこで、今回は防犯ブザーについて考えてみます。
防犯ブザーを鳴らしても助けは現れない?
もしも、あなたの家の外で防犯ブザーが鳴ったらあなたは助けに向かえますか?
特に暗い夜だったらどうでしょう?
たとえ男性だとしてもおそらく、自分を守るために息を潜め、家から出るようなことはしないのではないでしょうか?
さらに悲鳴が伴えば、事態の深刻さが増し、奮い立たせた正義感は一瞬にしてなくなり、外を覗くだけか警察へ通報し、警察官の到着を待つだけになってしまうでしょう。
したがって、防犯ブザーを鳴らせば必ず誰かが助けに来てくれるということはないのです。
それでは、万が一防犯ブザーを使う事態になったらどうする?
では、もし万が一の事態が起こった場合、どうすればよいのでしょうか?
まずは、とにかくその場から逃げることを第一に考えるべきです。
防犯ブザーを鳴らして助けがくることを期待するよりはその場から逃れて近所のお店か、建物などに避難するべきです。
そのためには 犯人の気を違うところに引き付けるのです。
そこで防犯ブザーを使います。
防犯ブザーは鳴らして犯人の後方に投げる
大概は、防犯ブザーが鳴った時点で犯人が逃げ出すこともあるので効果はあるのですが、中には、鳴っているブザーを取り上げ、破壊して音を止めるという強者もいます。
なので、鳴らしたら防犯ブザーは手に持っていないで犯人の後方に投げます。
特にわいせつ行為であれば近くで大音量が鳴り響いている中ではなかなか犯行には及べません。
きっとブザーの音を止めに回収に行くはずです。
その隙に一刻も早くその場から逃げましょう。
ただし、顔見知りであったり、犯意の強い犯人の場合、音が鳴ることで一気に逆上する恐れもあります。 鳴らす場合もそのあたりを見極める必要があるでしょう。
電車内では見える位置に
満員電車内で防犯ブザーをバッグにつけておくのは威嚇として有効です。
一目で防犯ブザーだとわかればなかなか痴漢行為にもおよびづらいものです。
また、電車内であれば万が一の時に鳴らせば周りの注意を引き、痴漢行為から逃れられ、助けてくれる人もいるでしょう。
電車内では意外と連帯意識が強く味方になってくれる人も多いでしょう。
日ごろの点検やブザー選びも大切
めったに鳴らす機会もないものですから、電池が切れてしまい音が鳴らないといった最悪の事態も生じえます。
定期的に電池交換や実際に鳴らしてみるなどのメンテナンスは忘れないようにしたいものです。
今はかわいいデザインの防犯ブザーも多くありますから、バッグにつけておくのもよいでしょう。
選ぶ時も、あまりに安くても粗悪品ではいざというとき鳴らなかったり、投げた衝撃で壊れてしまうようでは全く意味がありません。 しっかりと丈夫なものを選びましょう。