自分に限って、ひったくりに遭うなんてことはないと思っていませんか?
ひったくりはバイクや自転車で追い抜きざまにバッグをひったくる手口が典型的で、銀行から出たあとを尾行されてひったくられるというケースも多くあります。
特に技術が必要な犯罪ではないため、女性が狙われやすく、簡単に実行されてしまいます。
全国的にも認知件数は多く、発生しやすい犯罪だということができます。
ここでは、そんなひったくりを防止するための心得をまとめてみました。
ひったくりは夜8時台を一番のピークで、夕方から夜11時にかけてが発生件数が多くなっています。
ひったくりは一日を通して発生していますが、特に暗くなった帰り道が狙われやすいとのことです。
この記事の目次
女性が狙われやすい理由とは?
みなさんはバッグの中にお財布、携帯電話など貴重品をすべて入れていませんか?
男性に比べ女性にそのような傾向もあるため、男性よりも女性が狙われやすいそうです。
そんなバッグがひったくられたとしたら…
そうならないために、ひったくり被害に遭わないよう注意すべきポイントをご紹介します。
いまからできるひったくり対策
車道側にバッグを持たない
犯人は後ろから追い抜きざまにひったくりを行うことが多いため、建物側にバッグを持っていられたらひったくることは困難になります。
さらに、ひもが長いバッグなら、肩に掛けて持つのではなく、ひもが体を斜めに通るようにたすき掛けをすることで奪いにくくなり、犯行を抑止する力が働きます。
バッグは建物側に持ち、簡単には取れないぞということを犯人に思わせましょう。
後ろからバイクや自転車が近づいてきたら振り向いて警戒する
さらに、後ろから近づいてくる人やバイク、自転車にも警戒しましょう。
建物側にバッグを持って、さらに振り返る癖を付けましょう。
振り向いて警戒されたら犯行には及びづらくなります。
振り向くことで顔を見られることになりますから、直前まで犯行に及ぼうと思っていても踏みとどまる可能性も高くなります。
最近、スマートフォンを見ながら歩いていたり、イヤホンで音楽を聞きながら歩いている人をよく見かけます。
このように何かに集中しながら歩いていると注意力が散漫になってしまいます。
このような人は犯人の目にはまったくの無警戒に映り、標的にされやすくなりますので注意しましょう。
自転車のカゴにはひったくり防止ネットやカバーをかける
自転車のカゴからひったくるのはほんの一瞬の出来事です。
しかし、そこにひったくり防止ネットやカバーがついていると大きな抑止力になります。
よほどのことがなければそこを狙おうとは思いません。
ひったくり防止ネットやカバーは自転車用品店や100円均一ショップなどで購入できるので一つ持っておくと安心です。
ネットやカバーがないようなら目立つように自転車のチェーンロックをバッグの取っ手につけておくのもよいでしょう。
もし被害に遭ってしまったら
万が一被害に遭ってしまった場合、大きな声で周囲の人に知らせ、犯人の特徴(乗っているもの、服の色、どの方向に逃げたか)をよく観察しすぐに警察に通報するか交番や警察署へ届け出ます。
目撃者が他にいたのならば、余裕があれば、協力してもらえるようお願いしておきましょう。
そして、警察官へ、見た情報を詳しく伝えましょう。
また、何を盗られたかすぐに思い出せるように、日ごろから鞄やバッグの中になにが入っているかを意識しておき、不要な貴重品は持ち歩かないようにしましょう。
さいごに
ひったくりに遭わないためには日頃から以上のことを意識しておきましょう。
ちょっとした心がけで犯行を防止することができます。
ひったくりは未然に防ぐことのできる犯罪なのですから。
(参考:警視庁 ひったくり被害にあわないために)