SNS疲れを感じていませんか?SNS疲れに陥りやすい人の傾向とは

「SNS疲れ」という言葉を聞いたことがありますか?

最近、「LINE疲れ」「Twitter疲れ」などSNS疲れと呼ばれる症状に陥ってしまう若者が増えているそうです。

そこで、今回は「SNS疲れ」とはなんなのか、また、「SNS疲れ」に陥らないためにはどうすればよいのかを考えてみます。

「メッセージを受け取ったらすぐに返事をしなければいけない」
「友達の投稿には『いいね!』をしなければいけない」
「周りとの話題に合わせて自分でも面白い話題を投稿しなければいけない」
そんな強迫観念に駆られて楽しいはずのコミュニケーションがなかば義務化してしまい、心身ともに疲れてしまう人が増えています。

SNSは適切に使うことができればとても便利なツールなのですが、使い方を誤ると人間関係を悪化させ、さらには自分の精神状態をも悪くさせてしまう危険をはらんでいます。

こんな考えがSNS疲れを引き起こす

SNSを使っていて、次のようなことを考えてしまう人は注意が必要です。

投稿や返信を義務だと思っている

投稿に関しては義務でもなんでもなく、自分が投稿したい時に投稿すればよいのです。
周りがたくさん投稿しているからとか、自分だけ投稿しないと私生活が充実していないと思われるのでは?などと考える必要はありません。

返信に関しても自分あてのメッセージならば返信する必要があるでしょうが、グループのトークや仲間内の投稿のすべてに返信する必要はないと考えます。
常にスマートフォンに縛られる生活は疲れます。
自分の入りたいと思ったタイミングでよいでしょう。

友達が共感してくれる面白いネタを投稿しなくてはならない

これに関しても面白いネタを提供するのは義務ではありません。

ネタを探すために無理をしたり、嘘をついてまで話を盛るようになってはSNSを使うことの楽しさはなくなってしまいます。

友達の投稿を見逃してはならず、すべてに「いいね!」を付けなくてはいけない

自分の投稿が「いいね!」されると確かに嬉しいものです。

しかし、「いいね!」をつけてもらうために投稿し、「いいね!」されないと文句を言う人がいるのも事実です。
直接的になんで「いいね!」してくれなかったの?という人はあまり多くはいないとは思いますが、心の中ではそう思っているのではないかと考えて毎日ひたすら「いいね!」を押して回るというのではこちらも疲れてしまいます。

そう言ってくる人はあまり気にせず、本当に「いいね!」と思った時にだけ「いいね!」すればいいと思います。

友達の数や「いいね!」の数を周りと比較する

友達の数や「いいね!」を多く見せたいのは見栄でしかありません。

友達を増やしたいからとにかく友達申請をしまくるというのはあなたがされたらどう思いますか?
あまりいい気はしないと思います。

「いいね!」をもらうためだけの投稿になるとこれまた先にお話した義務やネタをねつ造することにもつながります。

友達申請は拒否してはいけない

仲が良くない相手や先輩、社会人なら職場の上司や見知らぬ人から友達申請を受けることはよくあります。
そのすべてを受け入れなければいけないのでしょうか。

基本的には承認したい相手だけ承認すればよく、承認したくなければ拒否すればよいのですが、付き合い上そうもいかないためこれも悩みのタネになります。

承認したくなければしばらく置いて様子をみたり保留や非表示にしても問題ありません。

どうしても承認しなければいけない雰囲気の時は承認した後でもいくらでも方法はあります。
相手に開示する情報を制限したり見られる投稿を限定し、その人へ情報が流れないようにすることもできます。

距離を置きたい相手が見ているから本音の投稿ができないというのではストレスも溜まってなんのためにSNSを使っているのかわからなくなります。

他人の幸せ投稿が羨ましく感じてしまう

友達の恋人との交際の様子や旅行の楽しそうな写真、豪華なディナーの様子をアップしたのを見て嫉妬したことはありませんか?

マイナスの嫉妬心ではなく、「いいな」くらいに抑えて私も頑張ろう!くらいに構えて見るようにするとよいでしょう。

昔の恋人のアカウントを見つけてしまい気になって仕方がない

特にFacebookは実名登録が原則とされているため、利用しているならば比較的簡単に目当ての人を探すことができます。

ただ最近の状況を見たかっただけなのに相手が結婚していたり幸せそうな様子の投稿があると気になってしまい、ついつい監視にも似た行動を取ってしまいます。
精神衛生上よくないばかりか、次の人生に進む障害にもなりかねません。

さいごに

人間関係で心を病むのは、人間関係が希薄になったからではなく、濃厚な人間関係による干渉や支配によるものが多いそうです。

まずは上記のような行動をとっていないか自分に問いかけてみてください。
そして、SNSを使う目的を再度確認し、ネットに依存しすぎないよう実生活を見直すなど自分自身に注意を向けてみてください。

そうすればSNSによる疲れや不安は軽減されるでしょう。