一日の疲れを癒す、バスタイム。
疲れていてお風呂を沸かして入るのが面倒くさいと、毎日シャワーだけで簡単に済ませていませんか?
バスタイムは、一日の疲れと汚れを落とし、明日への英気を養う大切な時間です。
毎日することだから、体にも良い効果的な入浴をしたいですね。
疲れにくい体を作り、美容にも効果があるおすすめの入浴法をご紹介します。
自律神経のバランスを整えましょう。
まず、体の疲れを取り,疲れにくい体にするために大切なことは自律神経の働きを良くすることです。
昼間の生活、特にストレスを多く受けると、この自律神経のバランスが崩れてしまいます。
心身を興奮させるための交感神経が活発に働いてしまい、興奮を抑え、リラックスさせるために働く副交感神経の働きが悪くなってしまいます。
一日の疲れを取るには、入浴によってこの乱れてしまった自律神経のバランスを整えてあげることが必要なのです。
何度くらいのお湯に浸かればよい?
まず、入浴するには何度くらいのお湯に浸かればよいのでしょうか?
免疫学者の安保徹氏は体温プラス4度を推奨されています。
38~41℃のぬるめのお湯に浸かることで、心拍数が緩やかになり心身ともにリラックスでき、疲れも取れます。
ぬるめのお湯に浸かっていて寒いと感じるようなら、寒いと感じない程度の温度に調整しましょう。
ぬるくて寒く感じるお湯に無理に浸かっていると、逆に体が冷えてしまい体によくありません。
ゆっくり浸かってじわっと汗が出てきたら、体の芯が温まった証拠です。
体温は約1℃上がり、血流もよくなっています。
1日1回この「じわっと」汗をかくということを意識しておくとよいでしょう。
自分に合った温度を見つけ、ゆったりと浸かりましょう。
さらに、湯船の中で、軽くストレッチをし,血液循環がさらによくなれば美肌効果も期待できます。
しっかり湯船に浸かることで気持ちもすっきり
湯船に浸かり体温が上がってくるにつれて汗が出てきます。
初めは体内の余分な水分が出てきますから、さらさらとした汗ですが、次第に油分を含んだ汗が出始めます。
これは、皮脂腺が活発になり,体内にある化学物質や、活性酵素などの毒素が出始めた証拠です。
これを排出すれば、体の調子が良くなってきます。
香りの力でリラックスを
さらに、 バスタイムをストレス解消の時間にするために、香りにもこだわってみましょう。
香りは直接脳を刺激し、自律神経の他、内分泌系や、免疫系を司る脳下垂体に作用します。
そこで、エッセッシャルオイルを使用します。
エッセンシャルオイルとは?
エッセンシャルオイルとは、アロマオイルとして使われ、精油とも呼ばれます。
植物の葉や花、果物の皮などから抽出した100%のオイルです。
人工的に作られるフレグランスオイルというものも存在しますが、やはり、多少高価でも純度100%のエッセンシャルオイルを使用したいです。
「100% Pure」や、「Pure Essential Oil」などと記載されているものを選びましょう。
ネット通販やアロマ専門店・東急ハンズなどの雑貨店などで購入できます。
バスタブにエッセンシャルオイルを3〜5滴たらしてよくかき混ぜてから入浴します。
5滴以上入れると肌に影響が出る可能性があるので注意しましょう。
夜眠る前の入浴なら、ラベンダーやカモミールなどがおすすめです。