美と健康を意識した食材選びのコツとは 

美容と健康にもっとも大切なことのひとつ、それは日々の食生活です。

しっかりと栄養のバランスの取れた食事を摂ることによって本当の意味での美容と健康を手に入れることができます。
ここでは、そんな美と健康を意識した食材選びのコツをご紹介します。

ダイエットしたいときこそ食材にはこだわりを

ダイエットをして綺麗になりたいというのは誰しも考えることです。

痩せたいからと極端に食べる量を減らしたり、偏った食材ばかりを食べるというダイエットをする人は多くいます。
しかし、食べないで痩せる、低カロリーの食事で体重を落として美しくなるというのは一時的には綺麗に見えるかもしれませんが体の中ではホルモンバランスが乱れ、筋肉量も落ち、老化しやすい肌や体になってしまいます。

栄養のしっかり摂れた健康な体、綺麗な体は脂肪を燃やしやすくし、老けにくい体をも作ってくれます。

しかし逆に、栄養を多く摂ったほうがよいからとあれこれ食べるのも体重を増やす原因になってしまいます。

そこで、少ない量でも効率的に栄養が摂れるよう、食材選びにもこだわってみましょう。

旬の食材を選ぶこと

旬の食材とは?

いまやスーパーでは一年中あらゆる種類の野菜や魚が販売されています。

昔は、野菜の採れる時期は限られていて、それ以外の時期にはその野菜を手に入れるのことは難しいと言われていました。
それが今や、品種改良などによって一年中好きな野菜を手にすることができる時代になりました。

なかなか旬を意識することがなくなってきてしまいましたが、それでも食べ物が一番美味しく食べられる「旬」というものはあります。

旬の食材は栄養素の宝庫

旬の食材には、旬以外の時期のものよりも栄養素が豊富に詰まっています。

例えばほうれん草であれば、100g中のビタミンC含有量も、旬である冬に採れたものは約60mgであるのに対して夏採れたものでは約20mgにまで減少してしまいます。

旬の食材を食べることは流通量の多さから、価格も安く、栄養素も豊富であり、一石二鳥とも言えます。

新鮮な食材を選ぶ

効率よく栄養素を吸収するためには、新鮮で鮮度のよい食材を選ぶ事が大切です。

時間が経てば野菜や魚も見た目が悪くなるので鮮度が落ちたことはわかります。
しかし、見た目に大きな変化がなくても食材の中では栄養素が減少してしまっています。

時間とともに栄養が失われていく、それゆえ、できるだけ採れてから時間の経っていないもの、買って帰ったらなるべく早く使い切るということが大切になります。

代表的な食材の選び方

野菜

トマト(旬:6月~9月)
収穫から時間が経つとヘタが乾いてきたり丸まったり黒ずんできます。
色付きがよく身が締まったものがよいでしょう。
きゅうり(旬:5月~8月)
切り口が黒ずんでおらず、イボが痛そうなくらい尖っているものが新鮮です。
ただし、最近はイボのない品種も出てきています。
ピーマン(旬:6月~9月)
綺麗な緑色で、皮にハリとツヤがあり、切り口が変色していないものを選びましょう。
さらに、赤くなっていたら完熟している証拠です。
完熟することで、緑色のピーマンよりもカロテンが約3倍、ビタミンCも約2倍になり、青臭さが減り甘味も増すので、ピーマン嫌いの方でも食べやすくなります。
なす(旬:6月~9月)
全体的に色が濃く、ハリツヤがあり変色や傷のないものでトゲが鋭く尖っているものほど新鮮です。
ほうれん草(旬:12月~1月)
葉っぱの色が濃く、みずみずしく葉先がピンとしているものを選びます。

身がぷりっと弾力があり、引き締まっていることがポイント。
目が濁ったり赤くなっているものは鮮度が落ちている可能性があります。

切り身
パックの中に汁や血が滲み出していたり、切り口が崩れているものは避けましょう。

お肉は全体的に身に弾力があり色の綺麗な物を選びます。
陳列されている照明の影響もあるので、必ず手にとって確認します。

さいごに

スーパーでなにげなく手に取るのではなく、少し食材と向き合ってしっかりと選んでみてはいかがでしょうか?

それはあなたが口にするものです。
私たちの体は今まで口にしてきたもので出来上がっているということを意識すれば自然と新鮮なものを選ぶようになるでしょう。