メークを落とさないまま眠ってしまった。
疲れて家に帰ってきて、ついついそのまま眠ってしまうなんてことはありませんか?
またやってしまった、では済まされない事態がお肌に起こっています。
メークしたままの肌にはこんな事が起こっている
メーク用品に含まれている油脂や顔料などは、日中浴びる紫外線や酸素によって時間とともに酸化していきます。
その酸化した油分が有害な物質に変化し、色素沈着を起こしたり、シミ、くすみの原因にもなってしまうのです。
また、それらの酸化した成分が肌に詰まり、毛穴も広がっていきます。
これは少し大げさに言ってしまうと、酸化してギトギトの油を顔に塗った過ごしているのと同じような状態です。
日中は紫外線などから肌を守ってくれているメイクですが、時間が経てば汚れでしかなくなってしまいます。
日頃のストレスや食生活などと相まってお肌の老化が進み、実年齢よりもかなり上の肌年齢になってしまうのです。
新陳代謝が妨げられ老化の一途をたどる
メークをしたまま眠ってしまうと、その間皮膚呼吸ができないので新しく生まれ変わろうとしている肌の邪魔をしてしまいます。
肌は夜眠っている間、特に「お肌のゴールデンタイム」と言われている夜の22時~深夜2時の時間帯に新陳代謝が活発に行われます。
この時間にメークを落とさずに眠ってしまうということは、肌の新陳代謝が活発に行われないばかりか、古い角質がたまり、潤いが失われてしまいます。
そして、肌の老化も早まります。
一晩メークを落とさないで眠るのは約1ヶ月間顔を洗わないのと同じくらいに肌が汚れるといった話もあります。
クレンジングはスキンケアの中でも基本中の基本です。
メークを落とさないでいるのは肌のトラブルを招くのみならずそのあとに使う化粧水や美容液などの効果も減ってしまうのです。
このようなことから、しっかりとメークを落としてから眠るようにしましょう。
もしメークを落とさず眠ってしまった時は、翌朝のケアが大切
メークを落とさずに眠ってしまった朝は肌がとても弱い状態になっています。
なので、起きたらまず真っ先にメイクを落としてから、パックなどを使いしっかりと保湿をしてあげましょう。
そして、いつもよりも入念にクレンジングを行います。
一番やってはいけないこととは
メークを落とさずに重ねてお化粧をするのは一番やってはいけないことです。
先程も言ったように、お肌はとても弱い状態にあります。
その弱い肌に、古くなったメイクの上からさらにメイクをするというのは古いメイクを閉じ込めるようなもの。
必ずメークを落とし、その日は化粧を薄めにし、帰宅後はすぐに落とすなど、お肌をいたわってあげることが大切です。
そして、入浴時も顔の発汗を促し、保湿力のある入浴剤などを入れてゆっくりと浸かるようにします。
半身浴で汗と一緒に汚れを流れ落とすのもおすすめです。
さいごに
ただ、どうしても疲れていて眠ってしまっても、自己嫌悪に陥ってしまってはいけません。
翌日はその分しっかりとお肌のケアをしてあげてください。