髪がまとまりやすかったり、朝のスタイリングのしやすさから朝シャンプーをしてから出かけることを習慣にしている人も多いと思います。
実はその朝シャン、方法を間違えると髪や頭皮にとって深刻な事態を引き起こしてしまうようです。
この記事の目次
朝のバタバタした時間が頭髪環境を悪化させる
まず、朝シャンプーをすることで頭皮に起こる悪影響は頭皮を傷つけてしまうことです。
朝は時間的に余裕がなく、洗い方がついつい乱暴になってしまいがちです。
夜なら丁寧にマッサージをしながら洗うのに朝だと時間がないためについつい雑になってしまいます。
これでは頭皮が傷ついてしまうのもわかるでしょう。
また、時間がないため、十分なすすぎを行わず、毛穴にシャンプーやリンスが残ってしまい、これがまた髪を痛める原因となります。
夜シャンプーしないと…
さらに、朝シャンプーをすることが習慣になっていて夜ではなく夜シャンプーせずに朝だけシャンプーをするという人も多いそうですが、これも髪の毛にとってはよくありません。
髪の毛の育つゴールデンタイムと言われる22時から2時までは成長ホルモンが分泌される大切な時間です。
夜シャンプーをしないということは、その大切な時間に毛穴に汚れが詰まった汚い状態でいることになります。
ゴールデンタイムには一日の髪の毛の汚れや整髪料をしっかり落として毛穴を綺麗な状態に保っておく必要があります。
さらに一日の汚れが詰まったままの頭では気分良くぐっすり睡眠を取るというのも難しいでしょう。
薄毛にもつながりやすくなりますので、健康な髪を育てるという点からも理想は朝ではなく夜シャンプーが望ましいと言えます。
シャンプー後の外出に潜む危険
シャンプーをすることによって皮脂は洗い流されます。
皮脂とは空気中の汚れや細菌、紫外線などの刺激から頭皮を守ってくれる大切なものです。
それに、肌の表面からの水分の蒸発を防ぎ、頭皮の潤いを保ってくれるという大切な役割もあります。
朝シャンプーしてすぐに外出するということは、洗い流された皮脂が回復しないうちに頭皮をそのまま外気にさらすということになります。
頭皮の洗いすぎで必要な皮脂を落としてしまわないようにすることも大切です。
頭皮は外気中の細菌や紫外線などの刺激を受けダメージを受ける可能性が非常に高くなります。
理想は、髪を洗ってから少なくとも一晩は外気に触れないほうがよいそうです。
頭皮の冷えも心配
さらに、髪の毛をしっかり乾かさないで外気に触れることによるもう一つの危険性は、後頭部を冷やしてしまう恐れがあるということです。
後頭部にある脳下垂体からのホルモン分泌に異常をきたしたり、熱があるわけでもないのに、後頭部から体温を下げようとすることは体にとっては良いことではありません。
シャンプーをしてからすぐに外出するというのはこれだけ恐ろしい危険があるということです。
どうしても朝シャンする必要があるときは
前日シャンプーをしないで寝てしまったからといって、朝シャンプーをしないというわけにはいきません。
どうしても朝シャンしなければいけない必要がある場合は以下の点に注意してください。
いつもより少し早く起きて余裕を持って準備をする
時間がないからと適当に洗ってはいけません。
時間がないのならいつもより少し早く起きて、丁寧にしっかりと洗うようにしましょう。
そして、しっかり乾かしてから外出をしましょう。
洗面台よりもバスルームのシャワーでしっかりすすぐ
洗面台ではどうしてもすすぎが甘くなりがちです。
シャンプーやリンスのすすぎ残しが頭髪環境の悪化を招くことは周知の事実です。
シャワーでしっかりと洗い流すようにしましょう。
さいごに
髪の毛を美しく保つためには毎日のシャンプーはとても大切です。
頭皮を傷つける洗い方をしていないかぜひ一度考えてみてください。