先生へ質問することは大人の会話力を上げるチャンス

高校までと違い、大学では先生との距離が遠く感じることがあります。

高校時代では、クラスの担任や部活の顧問の先生と日常的に多く会話をするでしょう。
しかし、大学に入ってみると意外と先生と話をする機会というのは多くありません。

それは、講義が大人数相手に一方的に行われることが多いため仕方ないこととも言えます。

ここでは、大学の先生と積極的に会話することの利点について考えてみます。

社会に出てからも役に立つ「質問力」や「会話力」を鍛えることができる

学生時代から学校の先生という「社会人」と話をすることは大変有効な社会勉強にもなります。

社会に出て、上司に質問や相談をする際は、要点を完結にまとめて話をしなくてはなりません。
事前によく考えて自分には何がわかっていて、何がわかっていないのかを整理しておく必要があります。

学校の先生に質問するときもそのように要点をまとめ、完結に自分の疑問点や考えをぶつけてみてください。
こればっかりは数をこなさないとなかなかできるものではありませんので、学生時代から習慣にするとよいでしょう。

また、社会人と真面目な話をしないまま就職活動をすると、とても苦労します。
面接担当者はその企業にとって優秀な部類に属する人が多いはずです。

自分の将来がかかっている相手に、会話力の無さが伝わってしまえば印象は良くはならないでしょう。
会話の訓練と、度胸を付けるつもりで是非先生に質問をしてみましょう。

質問が思い浮かばなくても

もし聞くことがないなら、先生の専門分野や担当授業に関係するわかりやすいおすすめの本を聞いてみるのもよいと思います。
あまり質問を受けることの少ない先生は喜んでいろいろと教えてくれるはずです。
そうすれば次回質問があったときに質問がしやすくなります。

そして、授業中にわからなかったこと、個人的な相談、なんでも良いので先生に話しかけてみてください。
その分野の専門家である先生を利用しないのはもったいないことです。

学校によっては、オフィスアワーと言って、先生の部屋が解放されていて自由に質問ができる時間が設定されています。

普段はあまり学生から質問をされる機会の少ない先生にとっては嬉しいはずです。
授業内容の質問には、「ああ、ちゃんと授業を聞いてくるているんだな」と熱心に答えてくれることでしょう。

少人数の講義やゼミの先生ならばその場で質問しやすいでしょうが、大人数の講義の場合はなかなか先生と話をする機会もないでしょうから、こういったオフィスアワーを有効に活用してみましょう。