口内環境の悪化だけじゃない。口呼吸によって引き起こされる弊害とは

朝、口の中がカラカラになっていたり、唇が渇きやすいと感じることはありませんか?

そのような自覚があるなら、気づかぬうちに口呼吸をしている可能性があります。
ついついやってしまう口呼吸ですが、そんな口呼吸によって引き起こされる弊害とはどのようなものがあるのでしょう。

口呼吸の何が悪い?

よくないと言われる口呼吸ですが、何がいけないのでしょうか?

口呼吸をしていると口が常に開いた状態になり、本来であれば唾液で潤っているはずの口の中が乾燥してしまいます。
唾液には殺菌作用があるので、その唾液が少なくなると細菌が繁殖しやすくなり、口臭が強くなったり、虫歯ができやすい環境になってしまうのです。

また、口呼吸によって、のどに直接ウィルスが侵入し、風邪をひきやすくなったり、あごの筋力が衰え、たるみやあごのラインの変化が起こりやすくなるなどの弊害もあります。

口呼吸が癖になる原因とは

口呼吸が癖になってしまう原因のひとつに鼻づまりや鼻炎が考えられます。
慢性的な鼻炎を持っていると鼻で呼吸するのが苦しいから口で呼吸する習慣がついてしまっているでしょう。

また、堅いものをしっかり噛まないことで、口周りの筋力が低下することで口が開きやすくなり、楽にできる口呼吸をするようになってしまいます。
普段から柔らかいものばかり食べないように注意し、表情筋を鍛えるためによく笑って表情豊かに過ごすよう心掛けるのもよいでしょう。

鼻呼吸をするメリットって?

鼻には鼻毛や粘膜などがあり、外部からホコリやウィルスの侵入を阻止する空気清浄機のような役目があります。
鼻呼吸をすることで、そういったホコリやウィルスの侵入を減らすことができます。

また、鼻で呼吸することによって鼻腔を通過する空気が温められて肺に届きます。
さらに、鼻呼吸では肺の奥まで深く空気を吸い込むことができるため、より多くの温かい空気を体内に送り込むことができ体の代謝をあげることもできます。

また、寒く乾燥した冬は、のどへの刺激が抑えられ、乾燥から守ってくれるなどよいことずくめです。

これらのことは、ヨガや瞑想では鼻呼吸を行うことからも体にとってよい影響があることがわかると思います。

さいごに

口元をきりっと締めることで口周りの筋肉を使い、たるみを防ぎシャープなあごのラインを作るほか、ダイエットさらには風邪予防にと良いことずくめの鼻呼吸。

ふとした時に口が半開きになっていないか是非気にしてみてください。