学生生活の楽しみの一つといえばサークル活動でしょう。
学生生活を充実させ、楽しいものにするには自分に合ったよいサークルを見つけられるかにかかっているといっても過言ではありません。
ここでは新入生のみなさんにサークル選びのポイントをご紹介します。
この記事の目次
サークルとは?
サークルとは大学や専門学校において趣味やスポーツなどを通じて学生同士交流するための集まりのことです。
サークルに参加するかしないかは自由で、複数のサークルを掛け持ちすることもできます。
基本的な活動は、普段はそのサークルの目的である趣味やスポーツを行い、定期的に飲み会で親睦を深めたり、合宿を行ったりとさまざまな活動を行います。
サークルと部活の違い
大学や専門学校ではサークルしかないのかと思われるかもしれませんが、れっきとした部活も存在します。
しかし、サークルと部活とではそれぞれ目的が異なります。
サークルはそれを楽しむことが目的となり、部活はそれによって成果を残す、つまり試合に勝つことなどが大前提となっています。
そのため、部活は上下関係にも厳しく規律が求められます。
このあたりは高校までの部活動を想像してもらえればわかりやすいでしょう。
もちろん、サークルの中にも大会に出て勝利を目指すこともありますが、部活に比べると意味合いが多少弱くなります。
その他、サークルであれば大学から公認された公認サークルや正式には公認されていない非公認の団体も存在しますが、部活はほぼ大学から公認された団体ということになります。
サークルは部活に比べゆったりと自由に活動でき、部活はサークルに比べると厳しいと言えるでしょう。
どんな種類のサークルがある?
サークルには大きく分けて次の3つの種類があります。
- 運動系サークル
- 文化系サークル
- その他
運動系サークル
運動系サークルはその名のとおり、スポーツをするサークルで、テニスやダンスなどが人気です。
高校まで部活としてやってきたけれど、大学からはゆったり楽しくやりたいという人や初心者だけど楽しくやってみたいという人が多いのが特徴です。
文化系サークル
文化系サークルは吹奏楽や茶道など主にインドアで活動するサークルを言います。
趣味で新しく始めてみたいという人が多く、運動系サークルよりもゆったりとした雰囲気があります。
その他
運動系や文化系の活動を合わせたような活動を行ったり、イベントごとをなんでも楽しくやろうというサークルも増えており、混合サークルやイベントサークル、オールラウンドサークルなどとも呼ばれます。
みんなで集まりテニスをやったり、また別の日には映画鑑賞をしたりとその時々で活動内容が変わるため、いろいろなことを楽しみたい人に向いています。
ただ、実際にはスポーツ系のサークルと謳いながら実際はただの飲み会をするだけの「飲みサー」であったり、活動内容が不透明であったりする場合もあるので事前に活動内容をしっかりと見極める必要があります。
サークルの選び方
それでは実際にサークルを選ぶ際のポイントをご紹介します。
普段の活動日に参加できるか?
どのくらいの頻度で活動するのか、毎週参加できるのかなどがポイントになります。
授業やプライベートの予定を考えてサークル活動に参加できるのかを考えてみましょう。
普段の活動に参加できなくても飲み会だけ参加すればいいよと言われることもありますが、それでは場に馴染めずに次第にサークルから距離を置いてしまうようになるでしょう。
なので、普段の活動に定期的に参加できるかどうかをしっかり考えてみましょう。
新歓(体験入会)にいく
春の入学時期になるとさまざまな新歓イベントが開催されます。
体験入会できるものや新歓コンパといって新入生を勧誘するための飲み会が開催されます。
新歓コンパに参加したからといって必ず入会しなければいけないわけではないので、いろいろ参加してみて実際に活動している先輩を見てみましょう。
どんなに魅力的な内容のサークルでも活動している人がぱっとしないようではそのサークルの魅力は半減してしまいます。
活動内容をしっかり見極めて
近年、サークル活動を装って目的と違う活動を行っている団体も存在します。
極端な例では一見普通の文化系のサークルに見えても悪徳商法や宗教活動の勧誘だったりするケースもあります。
活動実績がしっかりあるのか、がっこうの公認サークルかなど実際に活動している先輩や同級生に話を聞くなどどんな活動をしているのかをしっかり見極めましょう。
学内のサークル以外の選択肢も
サークル活動とひとことで言っても、学内サークルの他にインカレサークルや学生団体というのもあります。
インカレサークルとは、インターカレッジサークルの略で、他の学校に通っている学生でも参加できるサークルのことです。
他の学校の学生と交流できるという特徴があります。
また、学生団体という、学生が主となって活動する社会的目的を持った団体もあります。
サークルは学生同士交流し楽しむことを目的としているのに対し、この学生団体とはある一定の社会貢献を目的としているというところに特徴があります。
このようにインカレサークルや学生団体に参加するというのも普段できない経験ができたり、視野を広げるという意味でもいいことだと思います。
さいごに
今回はサークルの種類や選び方をご紹介しました。
サークルに入るうえで一番大切なことは、サークルに入る目的をしっかりと持つことです。
友達を作りたいのか、その中から恋愛に発展する彼氏を見つけたいのか、スポーツで体を動かしたいのかボランティアなど社会貢献をしたいのか、など自分がサークルに入ってやりたいことを明確にしておくことで自分に合ったサークルをみつけることができるでしょう。