化粧水を冷蔵庫に保管していない?化粧水の正しい保管方法と使用期限とは

「冷たくてひんやりして気分が爽快になる」、「腐ってしまわないか心配」などの理由で化粧水を冷蔵庫で保管している人は多いと思います。
ですが、基本的に化粧水を冷蔵庫で保管するのはNGなんだそうです。

冷蔵で保管するように指定されている商品であれば冷蔵庫で保管するべきですが、そうでないならば冷蔵庫に保管するのはよくありません。

化粧水を冷蔵庫で保管してはいけない理由と正しい保管方法、使用期限についてご紹介します。

なぜ化粧水を冷蔵庫に保管してはいけないの?

化粧水の劣化のスピードが早まる

化粧水を冷蔵庫に保管してはいけない理由のひとつは化粧水が劣化してしまうからというものがあります。

化粧水を冷蔵庫に保管して急激に冷やすことで、化粧水の成分が結晶化してしまう可能性があります。
常温に戻せば結晶化した成分はある程度溶けますが、冷えた状態から常温に戻る過程で成分が劣化するほか、結晶が残っていた場合、そのまま肌につけてしまうと皮膚を傷つけてしまったり、違和感が残るという可能性もあります。

そのため、どんなにいい化粧水を買っても冷蔵庫に保管することで台無しにもなってしまうのです。
冷蔵庫で保管するのは化粧水を長持ちさせるどころか、ますます劣化のスピードを早めるだけだったのです。

肌への浸透が妨げられる

次に、化粧水を冷蔵庫に入れておいた方が「毛穴が引き締まるから」と思って化粧水を冷やして使うのがいいというひともいますが、これも正しくありません。

日焼け後などのほてった肌には一時的に温度を下げる効果があって有効な場合もありますが、冷やした化粧水の肌への浸透の効果は常温や人肌の温度に比べて半減してしまうのです。
実際には冷たいことによって毛穴が引き締まった感じがするだけで、毛穴が引き締まるという効果はなく、肌への浸透力も半減してしまうので冷蔵保管した化粧水を使うのはおススメできません。

ではどこで保管すればいいの?


化粧品は基本的に高温多湿を避けて保管すべきと言われています。
特に夏は高温になるため、化粧水を冷蔵庫に保管したくなりますが、家のなかで極力温度の変化が少なく湿気の少ないところを探して保管するようにしましょう。

洗面台の棚の中やクローゼットの中など、直射日光の当たらない場所に保管するのがよいでしょう。

化粧水の保管期限って?

一般的に化粧水には使用期限が書かれていないことが多いと思います。
これは、法律で「3年以上経過しても品質に変化がないものには使用期限を記載しないでもよい」という決まりがあるからです。

しかし、これは未開封で適切に保管した場合の年数となりますので、適切に保管していない場合はこの限りではありません。

開封した後の使用期限は?

未開封であれば3年は持つとされている化粧水ですが、開封してしまった後はどのくらいで使い切ればよいのでしょうか?

これも厳密に線引きはできないのですが、多くのメーカーでは約3か月~半年で使い切ることを推奨しています。
もちろん、保存状態が悪いとこれよりも早い時間で劣化してきますので、注意が必要です。

化粧水の劣化を防ぐためには気温の変化の少ない場所で直射日光に当てないで保管し、雑菌の繁殖を防ぐために空け口にはあまり触れないようにし、フタをしっかり閉めるなど保管方法に気を付けましょう。

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